BRICs辞典
  BRICsについて ブラジル  ロシア インド 中国 南アフリカ  

ブラジルの個別株に投資する方法

BRICs辞典 > ブラジル > ブラジルの個別株

2014年のサッカーワールドカップ開催や、2016年のオリンピック開催(リオデジャネイロ)が決まり、2009年後半あたりからブラジル株への投資ブームが起きています。これまで資源や食料などが経済成長を支えていましたが、ワールドカップやオリンピックの開催で、道路や鉄道網などの社会インフラ整備や観光客の増加など、内需拡大による経済成長の期待も高まってきました。

そんなブラジルへの投資は、基本的には投資信託やETFなど「幅広く分散投資する」商品に投資するのがセオリーでした。しかし、上記のような”ブラジル特需”の後押しもあってか、個別株への投資手段も広がりつつあります。

ブラジル企業の個別株に投資するには、主に2種類の方法があります。一つは米国に重複上場している「ADR」銘柄を買う方法で、楽天証券SBI証券で約10銘柄が扱われています。もう一つは、ブラジル本国(サンパウロ証券取引所)の銘柄を直接買い付ける方法です。2009年秋よりニュース証券がブラジル本国の株式取次を始めており、約50銘柄ほどが売買可能です。

ニュース証券の方が選択肢は多いですが、現状では手数料がやや高いですし、そもそもマイナーで情報不足の銘柄が多いので、初心者の人はADR銘柄で十分だと思います。しかし、ブラジルの公用語であるポルトガル語や、情報の多い英語サイトを理解できるような語学力のある人は、ニュース証券で小型株・マイナー銘柄を成長途上の段階から仕込めば、大きな値上がり益が狙えて面白いでしょう。

なお為替レートに関してですが、現地と直取引のニュース証券では、言うまでもなくブラジルレアルと日本円の為替レートを見る必要があります。一方で楽天証券のADRでも、売買は米ドルで行いますが、米ドルはあくまでも仲介通貨に過ぎず、最終的に重要なのは「レアル=円」の為替レートです。

ブラジルの主要企業(ADR銘柄)

企業名 ADRティッカー 企業概要
ペトロブラス PBR ボベスパ指数の20%超を占める巨大石油企業。2008年には世界最大級の海底油田を発見し注目される。
ヴァーレ(リオドセ) VALE 世界最大の鉄鉱石メーカー。
バンコ・ブラデスコ BBD ブラジルで2番目の規模の金融機関。
エンブラエル ERJ 世界第3位の航空機メーカー。メインは中型旅客機で、ライバルはカナダのボンバルディア。軍事・宇宙開発産業にも携わる。
ナシオナル製鉄 SID 現地社名Siderurgica。自社で鉄鉱石鉱山も保有する製鉄メーカー。ヴァーレとも資本提携関係にある。
ブラジルフーズ PDA 楽天証券が扱うADR銘柄サディア(SADIA)が2009年に別会社と合併して誕生。鶏肉の輸出量は世界最大。
イタウ・ウニバンコ ITUB 08年にバンコ・イタウとウニバンコが合併して誕生した、ブラジル最大の民間銀行。

ヴァーレやペトロブラスなどは世界的にも有名な資源企業です。また航空機メーカーのエンブラエルも、JALが「エンブラエル170」を大量導入したことで一躍有名になりました。これらの企業は基本的に輸出で外貨を稼ぐ会社です。

ブラジルの内需拡大を狙うなら、イタウ・ウニバンコやバンコ・ブラデスコ(ブラテスコ銀行)などの金融機関が狙い目でしょうか。経済成長する国では、必ず金融機関が儲かる(融資を通してあらゆる産業の成長に預かれる)からです。またブラジル国内で「寡占状態だ」と非難の声すら上がっている、巨大食品メーカーのブラジルフーズも注目でしょう。

 

※注 ADRとは「American Depositary Receipt」の略で、日本語に直すと「米国預託証券」と訳されます。アメリカ以外の外国企業が、アメリカの銀行に株式を預け、預かった銀行が代理して投資家に株を販売するものです。アメリカ市場に簡易的に上場できる為に外国企業のメリットは大きく、また世界中の投資家にとっても、アメリカ市場で外国株を簡単に売買できる為、双方共にメリットのある方法です。









免責事項・リンクポリシー | お問い合わせ | 海外投資データバンク | HOME

Copyright (c) 2006-2013. BRICs辞典. All Rights Reserved.