BRICs辞典
  BRICsについて ブラジル  ロシア インド 中国 南アフリカ  

ブラジルの経済成長率(GDP)年度別推移

BRICs辞典 > ブラジル > 実質経済成長率(GDP)

ブラジルの実質経済成長率(GDP成長率)の年度別推移を表したグラフです。確かに中国やインドなどと比べれば、さほど高くないですが、グラフのように日本と比較すれば、その優秀さが分かります。

残念ながら2009年度は世界的景気後退の煽りで、大きくマイナス成長に陥りましたが、逆に2010年は7.5%と、90年代以降で最大の成長率を記録しました。

ブラジルのGDP成長率グラフ
GDP成長率年度別数値
年度 成長率
2000年 4.3%
2001年 1.3%
2002年 2.7%
2003年 1.1%
2004年 5.7%
2005年 3.2%
2006年 4.0%
2007年 6.1%
2008年 5.2%
2009年 -0.3%
2010年 7.5%
2011年 2.7%
2012年 1.5%
2013年 2.7%
2014年 0.2%
※データ元:IMF

ブラジルでは、原油消費量をほぼ全て自給できているので、昨今の原油高が経済に影響を及ぼしにくいという強みがあります。むしろ、原油以外の資源商品も高騰化している現状は、鉄鉱石の輸出量が世界一、アルミニウムの輸出量世界第二位であるブラジルにとっては、大きな追い風となっています(⇒ブラジルの貿易統計)。

ブラジルは、次世代エネルギーのひとつとして注目が高まっている「バイオエタノール」の生産量が世界一です。さとうきび等からバイオエタノールを精製し、それを燃料とする「フレックス燃料自動車」が主流となっています。

それに、ブラジルの国内はまだまだ未開発の地域が多いです。特にアマゾン川流域は、豊富な天然資源が眠っていると同時に、約2万種類もの固有植物が存在していると言われています。世界的に需要が高まるバイオマス(自然資源)、そして微生物・細菌などのナノテクノロジーの観点からも、ブラジルの豊富な生物環境への期待が高まっています。

懸念材料であった財政赤字の削減にも成功した為に、2005年度にはIMF(国際通貨基金)から受けていた金融支援を打ち切りました。そしてインフレターゲット制の導入により、国内の物価上昇率をある程度コントロール出来るようになり、通貨=レアルの為替レートも一時期の不安定さは解消されつつあります。

個人消費の強さ、ワールドカップや五輪開催も追い風

またGDPに占める個人消費の割合が6割と高いのも、ブラジル経済の特長です。米国で7割、日本で6割とされていますから、先進国並みに個人消費が旺盛だということです。ちなみに中国では4割弱しかありません。

さらに経済を後押ししそうなのが、2010年代に開催されるスポーツイベントです。2014年にはサッカーワールドカップ、2016年にはリオデジャネイロで夏期五輪の開催が決まりました。特にサッカーについては、ブラジルはワールドカップ優勝が史上最多の5回を誇るサッカー大国ですから、盛り上がり方も尋常でないことが予想されます。

ゆえに、国家の威信をかけて大会を成功させるべく、道路・鉄道・電気や水道などのインフラ整備も急ピッチで進められるでしょうし、最大の懸念材料である治安問題にも本腰を入れて取り組まれるはずです。ワールドカップ開催は、ブラジル経済にとって大きなプラス要因になることは間違いなさそうです。

 

★関連ページ:中国の経済成長率  インドの経済成長率  ロシアの経済成長率  南アフリカの経済成長率








免責事項・リンクポリシー | お問い合わせ | 海外投資データバンク | HOME

Copyright (c) 2006-2013. BRICs辞典. All Rights Reserved.