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BRICs諸国へ進出している日本企業

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日本企業の将来は、外需頼みの側面が大きいです。少子高齢化と人口減少により、日本のマーケットは今後縮小していくことが確実です。毎年増益することを求められる株式上場企業は、日本市場で物を売ることよりも、海外市場で売ることで増益目標を達成する企業が多くなってきています。

例えば2007年度に自動車販売台数世界一の座に着いたトヨタ自動車【7203】(以下【】内は証券コード)は、その典型と言えます。トヨタ幹部は口に出しこそしませんが、トヨタの新車ラインナップを見れば、彼らが日本市場(特に若者向け)で売り上げを伸ばすことを放棄し、海外で利益を上げることに注力していることは明らかです。

そして今後、日本企業が最も注目している国が、BRICsに代表される新興国です。総勢30億人近い人々が、経済成長により欧米並みに豊かになっていけば、想像を絶する超巨大マーケットになるからです。

スズキや資生堂はシェアNo.1の座に付く

BRICsで活躍する日本企業として、まずは自動車メーカーのスズキ【7269】が挙げられます。スズキはインドの自動車市場において、地元の大財閥系企業であるタタ自動車などを差し置いて、約50%のシェアを持ちNo.1の座に付いています。インドの国民にとって、自動車はまだまだ高級品ですが、安価な小型車なら手が出るという人々は急激に増えてきています。日本の軽自動車市場で培ったスズキの小型車戦略が、そういったインド国民のニーズにマッチしたことで、圧倒的な地位を築き上げたのです。

また資生堂【4911】も、中国において化粧品シェア一位の座を獲得しています。実は資生堂は、1981年の段階で既に中国に進出しており、既に20年以上の歴史があります。元来中国では、女性が化粧をする習慣がほとんど無い状態だったので、将来巨大なマーケットになることを見越しての進出でした。今では中国のデパートに行けば、必ずと言っていいほど、資生堂が巨大なブースを構えています。

また大型重機メーカーのコマツ【6301】も、BRICsなど新興国の成長の恩恵を大きく受ける企業です。コマツは、大型ブルドーザーなど土木建設の重機分野で、米キャタピラー社と世界を二分するシェアを誇ります。コマツでは、重機とITとの融合を図ることで作業効率や燃費を大幅に改善するなど、他社の追随を許さない圧倒的な技術先行力があります。道路や港湾などのインフラ整備が急ピッチで進められるBRICs諸国で、コマツ製重機の評価は非常に高いそうで、予約注文が殺到しているそうです。

他にも、新興国の経済発展に伴い、自動車や携帯電話の普及は急速に進んでいます。自動車タイヤ世界シェアNo.1のブリヂストン【5108】や、携帯電話部品の世界標準規格を数多く持つ村田製作所【6981】なども、その成長の恩恵に与れる企業だと考えられるでしょう。

日本人も間接的にBRICsの成長の恩恵に与れる

将来性という意味では、ゲームメーカーの任天堂【7974】も挙げられます。実は任天堂も、海外での売り上げ比率が7割を超えており、外需によって急成長を遂げている企業です。ゲーム業界はヨーロッパやアメリカでも、ソニーのプレステ3、マイクロソフトのX-BOX、そして任天堂のWii&DSという、3社の争いとなっています。

しかし現実には任天堂の一人勝ち状態であり、今後も開発コストの問題(PS3やX-boxは高性能すぎる為にソフトの開発費が莫大になる)や、ターゲットユーザーの広さ(幅広い層をターゲットにした任天堂に対し、2社は限られたゲームマニア向けに偏っている)を考えれば、この状況は容易には覆らないと考えられます。今はまだBRICs市場では、ゲームなどの娯楽分野は未開発マーケットですが、将来BRICsの国民が豊かになっていけば、任天堂のゲームも大幅に売り上げを伸ばせる可能性が高いと言えるでしょう。

このように、BRICs諸国の経済成長の恩恵に預かる日本企業は、数多く存在しています。勿論、BRICs諸国の地元企業も今後成長していきますが、我々日本人がBRICs企業に投資するには、コストが高かったり、そもそも外国人に門戸が開かれていなかったりと、様々な障壁があります。

そこで、BRICs市場に進出してその経済成長に乗っている日本企業に投資すれば、我々一般の投資家でも間接的にBRICsの成長の恩恵に預かれることになります。将来、株価が上がるかは神のみぞ知る所ですが、少なくとも日本国内だけで戦う企業よりも、BRICs市場にも進出している企業の方が、売上や利益の増加を計算しやすいことは確かです。

 




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