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BRICsとは?

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BRICsとは、B(ブラジル)・R(ロシア)・I(インド)・C(チャイナ=中国)の4カ国を表します(最後のsは英語で複数形を表すs)。現在の発展途上国の中で、21世紀に大きな経済成長が見込まれるのが、ブラジル・ロシア・インド・中国の4カ国だと、米国の証券会社「ゴールドマンサックス」が2001年に名付けたのが語源となっています。BRICs諸国には

  • ・国土が広大で、天然資源が豊富である
  • ・人口が多く、若い労働力が豊富にある
  • ・労働力単価が安く、低コストで製品を生産できる
  • ・人口が多いので、市場としても有望である

などの、経済発展が見込まれる理由の共通項があります。そして経済成長のスタイルを細かく分析してみると、BRICs4カ国は2つのタイプに分けられます。

ひとつは生産力(労働力)を武器にする中国とインドです。既に日本でも「made in China」の製品が溢れ返っている事からも分かるように、中国は安い労働力を武器に、日本やアメリカ等の先進国の工業製品の生産を請け負い「世界の工場」と呼ばれるまでになりました。そして、中国と似た経済発展を遂げつつあるのが、やはり労働力が安価で豊富なインドです。この二カ国は、先進国の生産工場としての機能を満たす事で、近年の高度成長を成し得ているのです。

中国の経済成長率  中国のGDP内訳  中国の貿易統計   インドの経済成長率  インドの人口統計

対照的にロシアとブラジルは、資源の輸出を中心とした経済成長を続けています。ロシアは原油(石油)や天然ガスの生産高が世界一で、ブラジルも鉄鉱石の輸出量が世界一を誇っているなど、豊富な天然資源の輸出が、高度成長を支えています。特に近年は、原油を筆頭に資源商品の市場価格が高騰の一途を辿っており、当面はその傾向が続くと見られています。またブラジルは食料生産も豊富で、牛肉や大豆などの世界的産地でもあります。

ロシアの経済成長率  原油価格とロシア経済  ブラジルの経済成長率  ブラジルの貿易統計 

ロシアとブラジルは、当分の間は天然資源や食料の輸出によって潤うだろうと予測されています。

BRICs諸国への投資は、為替レートが鍵を握る

そしてBRICs諸国は、ブラジル以外の3カ国は為替介入を行って、世界の基軸通貨であるアメリカドルとの為替レートを安定化させるよう勤めています。上記で紹介したように、BRICs諸国はそれぞれ輸出産品こそ異なりますが、輸出産業による経済成長の依存度が大きく、為替レートがドル安になれば、利益が大幅に減ってしまうからです。その為ブラジル以外の三カ国は「ドル買い=自国通貨売り」の為替介入を随時行う事で、輸出が増えて為替がドル安になることを防いでいます。またブラジルも、他の国ほど露骨ではありませんが、海外からの投資過多によるレアル高を抑制すべく、金融取引税の値上げなどを行い、間接的な為替介入を行っています。

人民元のの為替レート推移 ルピーの為替レート推移 レアルの為替レート推移 ルーブルの為替レート推移 

当然アメリカは、為替介入を止めるよう圧力を掛けているのですが、BRICs諸国は止める気はありません。自国が先進国の仲間入りが出来る位にまで経済発展を遂げるまでは、為替コントロールを止めないでしょう。特に中国は、人民元の切り上げをアメリカとの外交カードの切り札としており、簡単に応じる事は無いと思われます(※2013年追記;シャドーバンキング問題の深刻化で、むしろ人民元が切り下げられる可能性も出てきました)。

戦後の日本が歩んだ道と同じで、まずは為替レートを固定して輸出産業を中心に経済を十分に潤してから、変動相場制(市場原理に任せた為替レート)に移行する事を考えているはずです。よって、BRICs諸国への株式投資を考えるなら、短期的には為替安(円高)によるマイナスの影響(為替差損)が生じるリスクがある事を、肝に銘じておくべきでしょう。

 




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