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ネクストイレブン〜BRICsに次ぐ新興国

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ネクストイレブンとは、BRICsの名付け親でもあるアメリカの投資会社ゴールドマンサックス社が考え出した、BRICsの次に成長してくる新興国11カ国の名称のことです。11カ国とは、ベトナム、フィリピン、インドネシア、韓国、パキスタン、バングラデシュ、イラン、ナイジェリア、エジプト、トルコ、メキシコです。

BRICsの高い成長性は、既に世界中の投資家には周知の事実であり、投資対象としての妙味は既に薄れていると見る専門家も多いようです。確かに中国では、すでに外資系のファンドが過剰なまでに投資しており、北京や上海では土地バブルが起こるなど、加熱しすぎているきらいがあります。またロシアは、原油や天然ガスなどの資源高がもたらしている好景気に乗っているだけであり、資源価格の変動に左右される脆弱さを多分に含んでいます。

そこで、まだ世界の投資マネーが集まっていないで、しかも今後健全な経済成長が期待できる国家として、ネクストイレブンの国々が挙げられたのです。最近では日本でもベトナム株ブームが起こりつつありますし、人口が1億人を超えるパキスタン(1億5800万人)、インドネシア(2億2300万人)、バングラデシュ(1億4200万人)、ナイジェリア(1億3200万人)、メキシコ(1億700万人)などは、市場としても非常に魅力的だといえます。
【※人口は2005年度統計】

ネクストイレブンの問題点〜南アフリカは?

しかしこの「ネクストイレブン」というくくりには、大いに問題があると言えます。韓国やメキシコのような、市場がすでに成熟していて先進国に近いような国と、国民の多くが飢えや貧困に苦しんでいるパキスタンやバングラデシュを同列に語るのはかなり無理があります。

世界的に見ても最貧国のひとつであるバングラデシュを入れるくらいなら、南アフリカを入れるべきでは?という疑問の声も多いです。南アフリカは次回のサッカー・ワールドカップ開催国でもあり、社会インフラの整備が急ピッチで進められています。2005年度のGDPは世界第29位と、経済力だけで見ればネクストイレブンの国々を凌駕しています。
[追記]当サイトでも2009年初頭よりBRICsの広義の意味として南アフリカのコーナーを設けています。

実際に日本で投資を行う際、ブームが起きつつあるベトナム株ですら扱う証券会社はごくわずかですし、パキスタンやバングラデシュなど投資はおろか、旅行に行くことすら困難な国です。しかし南アフリカに投資するファンドや、南アフリカの通貨=ランドに投資できる(FXや国債など)証券会社は数多く存在します。

結局のところ、ネクストイレブンの定義(対象国の選定)は、ゴールドマンサックス社の独断と偏見を多分に含んでいるということです。ゴールドマンサックス自体が世界最大級のヘッジファンドみたいなものですから、自分達が先回りして投資に力をいれている国々の宣伝として、ネクストイレブンを発表したのだととらえるのが妥当かもしれません。ゴールドマンサックスの営利の為に作られた造語、とでも言うべきでしょうか?

なのでネクストイレブンに関しては、経済評論家から疑問の声が続出しています。それならベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンの5カ国を推す「VISTA」の方が、まだ現実的だという声も多いようです。

 




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