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最新・中国の実質経済成長率(GDP成長率)推移

BRICs辞典 > 中国 > 経済成長率(GDP成長率)年度別推移

中国の実質経済成長率(GDP成長率)の年度別推移を表したグラフです。中国はBRICs諸国の中でも飛びぬけて高い成長率を保持しており、今後10年間では世界で最も経済発展する国だと言われています。2004年度以降は、成長率は更に加速しており、年率10パーセントを超える数値を示しています(右表)。これは日本の高度経済成長期に匹敵する、極めて高いGDP成長率です。なお、GDPの構成比率ページも設けておりますので、ご参照下さい。

※最新のGDP数値;2015年4〜6月期=7.0%、2015年1〜3月期=7.0% (前年同期比。発表元;中国国家統計局)

中国のGDP成長率グラフ
GDP成長率年度別数値
年度 成長率
2000年 8.4パーセント
2001年 8.3%
2002年 9.1%
2003年 10.0%
2004年 10.1%
2005年 11.3%
2006年 12.7%
2007年 14.2%
2008年 9.6%
2009年 9.2%
2010年 10.5%
2011年 9.2%
2012年 7.8%
2013年 7.8%
2014年 7.4%
※ソース;IMF

中国の高度経済成長の牽引役は、安価な労働力に支えられた輸出産業です。90年代後半より、日本をはじめ欧米各国の企業が、製品の生産コスト削減の為に、労働賃金の安い中国へ工場を移転するのがトレンドとなっています。中国は「世界の工場」とのあだ名が付き、世界中に「made in China」のタグがついた製品が広がっています。

中国の経済成長は、安価で製品を作れること(=労働単価の安さ)で支えられています。言い換えれば、製造コストが上がっていけば、成長は鈍化するのです。中国政府は必死に為替介入をして、人民元の為替レートを固定し、元高=ドル安相場を阻止しています。為替相場が元高になれば、輸出産業の利益は目減りするからです。

2005年6月、中国政府は人民元の切り上げに踏み切りました。アメリカなど輸出先の国々から「中国製品が安価なのは不当な為替相場(元が安すぎる)だからだ」という、強烈な圧力が掛かりつづけていたからです。今後は徐々に元高の為替レートに向かっていく事でしょう。

この経済の流れは、戦後日本の経済復興の歩みと酷似しています。日本も米ドルと固定レートな事を武器に、輸出産業を拡大する事で、年10%レベルの高度成長を遂げてきました。それが変動相場になったことと、庶民の経済レベルが豊かになったこと(=労働単価が上がっていった)が重なり、経済成長は大きく鈍化していきました。

輸出から内需・特に個人消費へのシフトが鍵

しかし中国では8%以上の成長がないと失業率が増加すると言われていますから、元高を抑えて高成長を続けることは、社会不安を抑えるためにも不可欠だと政府は考えているようです。

また2010年現在、中国のGDPに占める輸出の割合は約4割を占めています。一方でGDPに占める個人消費の割合は35%程度と言われており、アメリカ7割、日本6割、そしてブラジルでも約6割、インドでも5割はあることを考えれば、中国の個人消費だけが際だって少ないことが分かります。

中国は今後、ますます人件費が増加していきますが、それは同時に個人消費の伸びが期待出来ることも意味します。今後の経済成長は、輸出から内需、それも個人消費へ移行できるかがポイントになりそうです。

 

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