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北京オリンピックと経済発展

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中国の経済発展が目覚しい理由の一つが、2008年8月に開催される「北京オリンピック」の為に、インフラ整備が急ピッチで進められていることです。中国では初めての国際的なビッグイベントの開催で、世界に中国の経済力や技術力をPRする、国威発揚のチャンスということで、政府が躍起になるのも当然といえます。

北京市内は、中心部こそ華やかで先進都市そのものですが、道路や鉄道などの動脈は十分とはいえなかったり、また一歩裏通りに入るとスラム街同然の不衛生な地域があったりと、まだまだ世界に誇れる都市とまではいかない部分がありました。しかしここ数年で、社会インフラは大分整いましたし、街も随分ときれいになってきています。

中国の株式市場が活況を続けていたのも、建設業界や電力事業など、北京オリンピックに関わってくるインフラ整備関連の銘柄が中心でした。この後も2010年に上海万博が控えており、中国のインフラ関連企業の成長は当面続きそうです。

しかし逆に、大都市の一部では地価の急激な高騰が続くなど、投資熱が度を過ぎているきらいも見受けられます。ヘッジファンドなど世界中の投機マネーが中国市場に集まり、株式だけでなく土地の売買にも手を広げていることが原因で、すでに北京や上海の地価は「土地バブル」と言い切る専門家も多いです。

北京オリンピック概要〜2008年8月8日開幕

2008年8月に開幕。中国では「8」という数字が縁起が良いと言う理由から、開会式は8月8日の午後8時8分からになる予定です。28の競技で約300種目が開催され、200を超える国と地域が参加する予定です。

日本と北京との時差はわずかマイナス1時間ということで、日本でのテレビ観戦も便利かと思いきや、アメリカの大スポンサーの意向で水泳など一部の競技の決勝が、北京時間の午前に行われる予定になっている。サッカーのドイツワールドカップで、日本代表の試合が昼間の猛暑の時間帯に集中したのも、テレビ放映権料を持つ日本のスポンサーの意向でそうなった経緯があり、今回も同様の理由で試合開始時間が調整されたようです。

近年では、実施競技数の増加に伴う運営費の肥大化が大きな問題となっており、莫大なテレビ放映権料を出してくれるスポンサーの存在は、運営サイドからすれば有難い話です。しかし、選手や観客よりも大金をもたらす大スポンサーの意向が反映されるのは如何なものか?今後のオリンピック開催でも、大きな争点となっていくことでしょう。

ちなみに野球のオリンピックでの開催は、北京が最後となる模様です。競技場の建設費用やその後の利用のことを考えると、競技人口の少ない野球は単なる金食い虫でしかないのだとか・・・。

 





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