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インドの人口統計〜2030年には世界一に

BRICs辞典 > インド > 人口の増加

2004年現在、インドの人口は約11億人で、中国に次いで世界第二位に相当します。しかし出生率は2.9人と多く、医療の発展により平均寿命も伸びてきています。

国連の人口統計によると、中国は長らく「一人っ子政策」を国策としていた為に(出生率1.8人)、人口は2025年ごろをピーク(推定14億人)に、その後人口減少していくと予想されています。一方でインドは、今後も右肩上がりで人口が増えていくと予想されており、2030年ごろには中国を抜いて世界一になると推計されています。2050年には、インドの人口は16億人に登るとみられています。

インドの人口ピラミッド元々、途上国では子供も貴重な労働力であるとの考え方から、出生率が非常に高い傾向にありますが、医療が未整備なので乳幼児の死亡率が高いのです。インドの爆発的な人口増加の背景は、出生率の高さもさることながら、経済の発展に伴い医療分野も発達して、病気などで死亡する乳幼児が大幅に減少してきている為です。

また、インドは単に人口が多いだけではなく、人口構成が理想的であることも特長です。人口の半分が24歳以下と、平均年齢が非常に若い国家です。右図は人口ピラミッドを描いたものですが、若年層の数が多いインドでは、ピラミッドは底辺が長い理想的な三角形を描きます。

逆に日本は、人口ピラミッドは底辺が小さい歪な形を描きます。団塊の世代(60歳前後)と、ロストジェネレーション世代(団塊の世代の子供・30歳前後)が異様に人口が多い、いびつな構成です。また、出生率の低下による少子化で若年層の数か少ないこと、世界一の長寿国である為高齢者が多いことなどの影響で、国家の経済面から考えると最悪の人口構成と言えます。

若年層が多い人口構成は経済的にも有利

若年層が多い国ほど労働力が豊富ですし、若年層ほど結婚や出産・家の購入など家計支出も多い為、内需も拡大しやすく、経済発展を考える上では非常に有利です。インド経済の急成長と、近年の日本経済の停滞は、人口構成から考えれば極めて妥当な結果なのです

インドでは、携帯電話の普及率が5パーセント弱、自動車(マイカー)の普及率はわずか1パーセント弱に過ぎません。しかしこのことは、耐久消費財を中心とした内需拡大が、今後の経済発展と共に一気に広まることの裏返しでもあります。テレビや自動車や携帯電話などを大半の国民が所有しており、耐久消費財が飽和状態である日本とは、市場の将来性に雲泥の差があるのです。

年金制度や保険制度を運営していく上でも、支払う側である若年世代の人数が多く、受け取る側の高齢世代の人数が少ないために、制度が機能しなくなる心配もありません。年金や医療保険制度の財政難で悩む日本からしてみれば、インドの人口構成はうらやましい限りです。

 









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