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インドルピーへの投資(FX・ETF)

BRICs辞典 > インド > 為替投資

投資対象としてのインドは、長期的に見れば、他のBRICs諸国よりも優れているといえます。人口統計のページでも解説しましたが、中国は一人っ子政策の影響で2025年頃より人口減少が始まると予測されています。一方でインドでは、2030年代もまだ人口増加が続くと見られており、経済の拡大は続いていくからです。

そして、外国人に対してマーケットが閉ざされ続けていたインドにも、ようやく日本から投資できる商品が増えつつあります。株式投資に関しては別のページにまとめていますので、ここでは為替〜即ちインドルピーに投資する方法を考察します。

まずはETFについて。2008年9月に、大証に『インド通貨連動型上場投信【1340】』という、ルピー=円の為替レートに連動するETFが上場されました。しかしこのETF、広報不足で売買高が少なかった為、残念ながら2009年12月に上場廃止となりました。また、米国市場にも「Market Vectors Indian Rupee/USD ETN 【INR】」という、ルピー=米ドルの為替レートに連動するETFがありますが、こちらは日本の証券会社では取り扱われていません。ということで、現状ではルピーに投資するETFは、事実上「無い」ことになります。

次にルピー建ての外貨預金について。2010年以降、日本では人民元建てやブラジルレアル建ての外貨預金が販売されていますが、ルピー建ての外貨預金というのは、2011年現在、存在していません。

ということで現在、最も手軽に投資できる方法としては、東京金融取引所主催の「くりっく365」にある、インドルピーFX(外為証拠金取引)が挙げられます。このFXは、最低取引額は10万ルピー(約20万円)からなので、気軽に投資できます。勿論、米ドルなどのFXと同様、レバレッジも掛けることが出来ますので、大きな利益を狙うことも可能です。

くりっく365でルピーの為替取引が可能

注意点としては、米ドルなど主要通貨に比べて、流動性が低い〜つまり売買高があまり多くないので、買いと売りのスプレッドが大きくなるリスクがあります。また、ルピーは日本円よりも金利が高いですが、必ずしも円売りでプラスのスワップ金利が付くとは限らない点です。「くりっく365」では、売り方と買い方のスワップは必ず同じになる(合計するとゼロになる)ため、円売りする人の方が多ければ、マイナススワップになるのです。

但し、円売りでプラススワップが付くとは限らない点は、必ずしも悪い要素とは限りません。ルピーに対して円高が進むと予想するなら、円買いルピー売りをすれば、為替差益に加えてスワップ金利も得られる可能性があるからです。これが米ドルや豪ドルの場合、円高が進むと思っても、円買いをすれば必ずマイナススワップが付くので、確実に不利を被ります。

為替レートのページでも述べましたが、現在のインドルピーは米ドルとペッグ制を取っています。即ち、ドル円の為替レートが円高に振れれば、ルピー円のレートも円高になります。またインドは慢性的な貿易赤字国であるため、人民元のように通貨高圧力は掛かっていません。そういう意味では、値動きが非常に分かりやすい通貨だとも言えるでしょう。

長期的には、インドのドルペッグが変更になるリスク、また日本の財政不安で急激な円安が起きる可能性もあります。しかし短〜中期で見れば、インドの貿易赤字は解消しないでしょうし、日銀が大きな金融緩和策を取ることも無いでしょうから、極端な為替変動は起きにくいと思われます。よって、大きなレバレッジを掛けなければ、ルピーのFXは意外にもリスクは高くないのです。

くりっく365は申告分離課税なので、通常のFXで必要な確定申告作業は生じません。年間トータルで利益が出た場合、20%が自動的に証券会社経由で納税されます。また損失は、最大3年間繰り越せるという点も、通常のFXよりも有利です。インドルピーに投資したいと考えている人は、くりっく365の利用を考えてみては?

 









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