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南アフリカの経済成長率(実質GDP)

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南アフリカ共和国の経済成長率(実質GDPベース)は、ここ4年余りでは5%前後で推移しています。これは他のBRICs4カ国と比べると、ブラジルよりは上回っているものの、10%を超えていた中国をはじめ、7%前後あったインドやロシアなどに比べれば見劣りする数値です。

しかし先進国と比べると明らかに高い成長率です。日本と南アフリカを比較してみれば、グラフを見て分かるとおり、全ての年で日本より2%前後は高い成長率となっています。

南アフリカのGDP成長率グラフ  
GDP成長率年度別数値
年度 成長率
2000年 4.2%
2001年 2.7%
2002年 3.7%
2003年 3.0%
2004年 4.6%
2005年 5.3%
2006年 5.6%
2007年 5.6%
2008年 3.6%
2009年 -1.5%
2010年 2.9%
2011年 3.1%
2012年 2.6%
2013年 2.2%
2014年 1.5%
※出典:IMF

南アフリカの経済成長の原動力のひとつが、豊富な天然資源の輸出にあります。金(ゴールド)の生産量はオーストラリアと世界1.2を争い、ダイヤモンドは世界5位、金よりも希少価値が高いプラチナ(白金)に至っては、世界生産量の約77パーセントを占めています。これらの天然資源は、近年の商品価格高騰の恩恵もあって、南アフリカに大量の外貨獲得をもたらしています。資源をベースにした経済成長という点では、ロシアやブラジルと同タイプの国だと言えます。

プラチナの価格は2008年3月には1グラムあたり7000円を突破、同時期の金価格の2倍以上を記録。プラチナは金同様に宝飾用途として使われる一方、近年では排ガスの浄化触媒などで利用されています。日本のプラチナ消費量は中国に次いで世界第二位と推計されます。

失業率対策〜中間所得層の増加が成長のカギ

もう一つの原動力は、南アフリカ国内の内需拡大にあります。これは、20世紀には貧困層だった黒人層からも富裕層や中間所得層が増えてきており、彼らの購買力増加が経済成長に寄与しています。また、海外から南アフリカへ進出する企業も増えており、経済力のある外国人が国内に増えてきている事で、物が売れ、経済が拡大しています。

但し、内需拡大はあくまで富裕層を中心とした現象です。一方で、富裕層とは比べ物にならない位の大量の貧困層の人々がいるのが現実です。彼らが職にありつき、まっとうな生活が送れるようになれば、南アフリカの内需は爆発的に拡大するはずです。その為には、まずは25%を超えると言われる高い失業率を改善することが急務です。

ワールドカップ開催に伴い、インフラ建設や宿泊・観光関係で労働需要は高まっているので、政治が上手くリードして、失業者に対して幅広く雇用を提供できるかがポイントになりそうです。

 








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