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南アフリカに投資する方法

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南アフリカ共和国が、BRICsの一員に含めても良いほどの成長力の高い国である事を検証してきました。では日本人が、そんな南アフリカの成長の恩恵にあずかる=南アフリカに投資する方法はあるのでしょうか?

まず株式投資ですが、現在の日本では南アフリカの個別株を取り扱う証券会社はありません。米国上場分(ADR)ならSasolやアングロゴールドなど5銘柄が楽天証券で購入できます(2008年末時点)。ADRでも本国株でも本質的には差はないので、個別銘柄をピンポイントで買いたいのなこの戦略になります。

但し南アフリカの経済情勢や個別企業の情報などは、日本語の環境では手に入りにくいのが現実です。ゆえに投資の初心者は、投資信託やETFなど「専門家に任せて南アフリカ全体に投資する商品」を買う方がベターでしょう。

最も簡単な方法が、大証二部に上場する「南アフリカ株式指数上場投信 【証券コード:1323】」というETFを購入する事です。このETFは、南アフリカに上場する大企業40社の株価指数に連動することを目的とする金融商品です。日本円建てで手軽に売買できる点は魅力ですが、現物株を持たずに連動債券で運用しているため、債券の運営会社が破綻すれば紙くずになる恐れもあるのが欠点です。

現物の裏付けがある(破綻=紙くずになるリスクのない)商品としては、アメリカ市場に上場するETF「iシェアーズ・MSCI南アフリカインデックスファンド」があります。楽天証券やSBI証券やマネックス証券で購入できますが、一旦米ドルに換金して購入する必要があるうえ、購入手数料が前出のETFに比べて高い(最も安いマネックス証券でも25.2ドルから)のが欠点です。特に少額投資ほどコスト比率が割高になるので、数万円程度の少額投資なら前者の方が手軽ですが、百万円以上など高額投資であれば、破綻リスクが怖いのでこちらにすべきでしょう。

南アフリカ=ランドの為替投資(債券・FX・MMF)

次に南アフリカの通貨・ランドに投資する方法を紹介します。南アフリカは政策金利が11.5%(2008年12月現在、以下のデータも同様)もあるため、預金利息だけでもかなり大きなリターンが得られる点が最大の魅力です。ランドに投資してその高い利息を得る方法としては、南アフリカの国債を購入する方法と、FX(外国為替証拠金取引)を使う方法、そしてランド建てMMFを購入する方法の3種類が挙げられます。

まずFXですが、南アフリカ・ランドはほとんどのFX会社で取り扱っているメジャーな通貨です。FXではスワップポイントという形で、売買する2国間の金利差収入を得られるシステムがあります。2008年12月に日本は再びゼロ金利政策に突入したので、ランド円のロング(円売り・ランド買い)をすれば、多額のスワップポイントを得られます。例えば日本で最も口座数の多い外為どっとコムの場合、ランド円のロングは一日あたり28円の金利が得られます(1万ランド=約9.6万円当たり)。もし両国の政策金利がこのままなら、一年後には10万円の投資で約1万円の利益が得られます。

金利の高い通貨を買って利息を得ることは、外貨預金と同じです。日本では外貨預金は銀行が法外な手数料を取る為に利用価値は全くありませんが、スワップ金利狙いのFXなら、極めて低コストで外貨預金をしている事になります。特に外為どっとコムだと、他のFX会社よりも最低取引単位が小さく、1万ランド(=約10万円分)から投資できますので初心者にもお勧めできる会社です。

次にランド建てMMFですが、現時点では楽天証券しか取り扱っていないようです。金利も年6.5%程度とFXに比べて低くなりますが(それでも外貨預金よりは利回りは良い)、為替差益が非課税になるので、確定申告等の面倒な手続きが不要だという大きなメリットもあります。

最後に南アフリカ国債ですが、ネット証券で取り扱っている所もあります。しかし換金性が低い(いつでも自由に売買出来ないので為替変動リスクに対応できない)ことや、手数料がオープンになっていない(表記が無いだけで、実は多額の手数料を引かれている)などの欠点があるので、初心者にはあまりお奨めできません。

ランドは為替変動が非常に大きい

なお全ての商品に共通する事ですが、ランドの為替レートの変動により為替差損を被るリスクがあります(無論逆に為替差益もありえる)。南アフリカ・ランドは、非常に為替レートの変動が激しい通貨なので、特に注意が必要です(⇒ランドの為替レート推移)。

特にFXで投資する場合、レバレッジを掛ければ持ち金の数十倍の資金も運用できますが、それは同時に為替差損も数十倍になる恐れもあるということです。ランドへの投資はハイリターンが見込める分ハイリスクでもありますので、あまり欲張らずに余裕のある資金量で投資すべきです。

 








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