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ロシアの国家概要

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ロシアはBRICs諸国の中でも、少し毛色の違う国です。BRICsの定義である「新興国」という枠に、ロシアを当てはめるのは適当ではないと言う意見も多く、ロシア政府も「(完全な途上国である)インドと同じ括りにしないでくれ」と反発しているようです。

正式国家名称 ロシア連邦
首都 モスクワ
公用語 ロシア語
人種 約8割がロシア人、その他少数民族
人口 約1億4400万人
平均寿命 65.4歳(男59歳、女72歳)
出生率 1.3人(合計特殊出生率)
ロシアの有名人 ミハイル・ゴルバチョフ(政治家)、ユーリ・ガガーリン(宇宙飛行士)、アレキサンダー・カレリン(レスリング)、ピョートル・チャイコフスキー(作曲家)、レフ・ヤシン(サッカー)、マリア・シャラポア(テニス)
平均月収 約8万円(モスクワ)
GDP(国内総生産) 5830億ドル(日本の約1/10)
実質GDP成長率 7.1パーセント
失業率 8.5パーセント
通貨 ルーブル (⇒ルーブルの為替レート推移
証券市場 ロシア取引システム
   
備考 平均月収は2006年度、他は2004年度数値

確かにロシアは、国連の常任理事国であるばかりか、サミット(先進国首脳会議、別名「G8」)のメンバーでもあります。軍需産業や宇宙開発産業などを先頭に、産業力・科学力などの面では、一時(旧ソ連時代)はアメリカと同等のレベルだった事を考えても、インドやブラジルなどと同格に扱うのは適切ではないかもしれません。

しかし、国の経済全体で見た場合は、ロシアはまだ先進国とは言えない部分が沢山残っているのも事実です。その原因は、やはり旧ソ連時代の「社会主義政策」の影響でしょう。確かに軍事産業・宇宙産業など、政府が力を入れていた産業の発展はめざましかったのですが、それ以外の産業では発展が大きく遅れていました。「頑張ろうが手を抜こうが報酬が一定」という、社会主義政策が目指した平等主義が、国民の向上意欲を削ぎ、産業の発展を遅らせたのです。

1991年のソ連崩壊⇒ロシア連邦の設立以降、資本主義・自由競争社会へと転換を図り、経済の活性化を目指したものの、1998年のロシア通貨危機の影響などもあり、90年代の経済は不安定なままでした。その後は政府が通貨=ルーブルの安定化に努めたことや、原油をはじめ近年の資源商品価格の高騰が経済を後押しし、21世紀に入ってからのロシア経済は、5パーセントを超える高成長を続けています。ロシアは、石油や天然ガスなどの豊富な鉱産資源を持っています。当面続くであろう資源商品価格の高騰が、経済の追い風となって、ロシアの成長はしばらく続いていく事が予想されます(⇒原油価格高騰とロシア経済)。

しかし、経済格差の問題や、他のBRICs諸国と違って人口増加率が低い(近い将来人口が減っていく)ことなど、国家的課題も多いです。例えば、ロシアでは出生率(合計特殊出生率=一人の女性が生む子供の数)が1.3人と、日本と並び世界最低の水準です。

一方で、平均寿命は男性が59歳、女性が72歳と極端な差があります。これは、ロシアは自○率が世界でも3番目に高いこと(10万人当たり34人、日本は24人)に由来すると思われます。しかし、例えばブラジルでも経済格差は極めて大きいですが、○殺率は非常に低いです(10万人あたり4.3人)。ロシアの厳しい冬がそうさせるのか、ラテン系のブラジル人が楽天的だからなのかは分かりませんが、人口が増えないことが経済にとって大きなマイナスであることは確かです。

 








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